kb84tkhrのブログ

何を書こうか考え中です あ、あと組織とは関係ないってやつです 個人的なやつ

『エンジニアの知的生産術』

西尾泰和さんというのは『コーディングを支える技術』を書いた人なんですね
はじめにを読んで初めて認識しました
これは期待してよさそう

引用しつつ

ゴールは明確に
あなたがプログラミングを学びたいと思っている、プログラミング未経験のひとだとしましょう。このとき「プログラミング言語Pythonをマスターしよう」という目標を立てるのは典型的なバッドパターンです。
どこまで進んだら「マスターできた」という実感が得られるのか不明確です。これではやる気の維持が困難です。

自分の場合はここが問題といえば問題
動機が「もっと知りたい」なんだよなー
学んで何をしようってわけでもなくて際限がない
(際限がないって言うほど学んでないけど)

遅延評価的勉強法
本を1ページ目から読んでいくのではなく、目的を分割して、目的に必要なところから飛び飛びに読んでいきます。そうやって断片的に集めた情報が、ジグソーパズルを組み上げるようにあとからつながっていく、という考え方です。 

ほんとはこうやって進めたい気もするんだけど
読むこととわかることが目的なので飛ばすことができない
読み飛ばしたところにいいことが書いてあったらどうしようという不安が

調べものなら必要なところ見つけて読んでそれで終わり、ってこともできるから
できないってことはないはずなんだよなあ

Matzも言ってるそうな
ソースの読み方だけど

・Matzのソースコードの読み方
まず1つは、「全体を読もうとしない」ことです。面白そうなところをつまみ食いして、先人の知恵を学べばそれで十分です。もう1つは、「目的を持って読む」ことです。何かを学ぼうと思ってソースコードを読めば、効果的に読解して知識を得ることができます。

読んだはいいけどあんまり覚えてないっていうのは目的がないからなのかも知れない

今この本を読んでる目的はなんだろう?
ひとつふたつでいいから、実際にやってみる何かを見つけること、かなあ
そこそこ具体的になったと思うけど、だからどこを読めばいいって感じでもない
目次見て面白そうなところだけ読んで、実際にやってみる何かが見つかったら終わり?
もったいないおばけに追っかけられそうです
でもひとつふたつ見つけられるようには意識しよう

ひとつめはやっぱりこれかなあ

まず著者は、「読みたいときに」「読みたいところから読む」の原則をしっかり守れと主張します。

続けるかどうかはやってみてからにして、とにかくやってみようか
はじめから終わりまで読みたくなる気持ちを抑えて
もっと雑に
読書ノート書こうと思ってこの間から始めてるけど、ちょっと頑張りすぎて
重くなってたところもあるし
もっと雑に

意識を変えるといいのかもしれない
全部読んだけどどこか読み落としたかも、って読み落とした方に注目しがちなんだけど
ちょっとでも読んだ部分に注目しよう
とりあえずまえがきあとがき目次見出しくらい見たら
興味のある部分だけ読む
また興味のあるところがあったらまた読む
読んでないところがいっぱいある状態が普通で
読んだところを少しずつ増やす
いつかだいたい全部読むことがあるかもしれないね、的な

あと面白いな―と思ったところ

人間の知性は、もっと効率良く新しいものを生み出しているように見えます。これはなぜなのでしょう?Polanyiはそれを「問題の解決に近付いている感覚」があるからだ、と考えました。

わかる
そのへん理屈じゃないんだよなー

この「問題の解決に近付いている感覚」を表現する良い言葉を私は発見できませんでした。

自分の語彙で考えてみた範囲では「美意識」かなと思ったんだけど
これは近付いている感覚というよりも近づくための原動力って感じ
でも「美意識」はとても大切

一方、逆の「問題の解決から遠ざかっている感覚」には「違和感」というちょうど良い言葉があります。

違和感も大事にしたい
違和感をなかったことにして後悔したことはたくさんある

そしてKJ法

ふせんを階層的に分類しようとしてしまう人も多いです。川喜田二郎はこれを民主的ではない専制的なグループ編成だとして、強く嫌っていました。

なんとなく知ってはいたんだけどどういうことなのかはわかってなかった
実は『発想法』は未読

KJ法やYoungの方法では、カードに書いた情報を仮に並べてみて「なんか違うな」と思ったり、「ここで良さそうだ」と思ったりします。これはまだ言語化されていないものを、違和感をもとに探り当てようとしている行為だと解釈できます。

「ここで良さそうだ」は美意識に合ってる、と言えるんじゃないかな

そしてKJ方では、「ここで良さそうだ」と並べたあとで「これを並べた理由はなにか」を自分に問いかけます。Symbolic Modellingにも似た質問がありました。「XとYはどういう関係ですか?」や「XとYは同じですか?違いますか?」です。そう自分に問いかけることで、まだ書かれていない「カードの間の関係」の言語化を促すわけです。そして「これらを説明する短文は何か」を考え、表札に書いて束ねていくわけです。

美意識と違和感を道標として「理屈じゃない」を理屈にしていく手法とも言えるな
ちょっと試したくなってきた
ふたつめはこれ!
って何を題材にしよう
「何を題材にするか」っていうテーマで(メタ
付箋は買ったよ!(形から
あと『発想法』も読むか

第7章 何を学ぶかを決めるには

ほんとはここから始めるべきなんだろうな
でも好きな本を読んで好きなこと勉強しようと思います

何を学ぶ対象として選ぶかに、正解はありません。何かを学ぶことによって「学力」が培われ、別の分野を学びたいと思ったときに効率良く学べるようになります。

こういう拡大再生産なサイクルの話は好き
学校なんて何の意味があるの、っていうひとにもこういう考え方を伝えてあげたい
もちろんムスメにも

なので、何か学びたいという熱意のわいてくる対象を見つけ、それを学べばよいのです。

だよねー