『白と黒のとびら』『精霊の箱』
やはりよい 『白と黒のとびら』とか『精霊の箱』の記事にリンク張っとこと思ったけどなかった 違うとこで書いたんだな #はてなブログ 『数の女王』 読みました - kb84tkhrのブログ https://t.co/KAQpZ4Sx2D
AI本も数の女王もいいですが自分的にはやっぱこの『白と黒のとびら』と
『精霊の箱』が好きだなあ
てことで昔書いたやつを引きずり出してすこし書き直し
川添先生がAI関連本でメジャーになったおかげか今は本屋でもときどき見かけますね
「白と黒のとびら」(川添 愛)がちょっとヤバい
っていうかかなりよい感じです
本屋で見かけてなにか訴えるものがあったので購入
まだまんなかあたりまでしか読んでませんがここまではすらすらと読んできました
そろそろ佳境に入りそうな感じです
サブタイトルを見る人が見ればわかるとおり、情報科学の本ですが
魔法使いの弟子が魔法を覚えて成長するっていうお話になってます
ものすごく大ざっぱに言うと、情報科学版数学ガールって感じです
物語として読めるのに、きちんと理論が理解できるようになっています
(何しろ東大出版会ですから)
ただしガール成分は希薄です(今のところ)
巻末には、この章ではこんなこと勉強したんですよ、っていう解説がついてるので
ひとつの章を読み終えたら解説を読むといいと思います
あ、正規表現って§◎※というような気付きがありました
予備知識はなくても大丈夫なように書いてあると思います
主人公が懇切丁寧に悩んだり失敗してくれたりしますので
だんだん複雑になり、
最後は知ってる人ならわかると思うあの定理まで説明されるようですが
いっしょに落ち着いて考えればきっと大丈夫
万人にお勧めできる本ではありませんが
(ピースをはめる方じゃなくて)パズルを解くのが好きな人にはお勧め
本屋ではあんまり見たことがありませんが、東大出版会のWebサイトで
試し読みできるので読んでみて合いそうならどうぞ
『精霊の箱』
いつぞや書いた「白と黒のとびら」、いつの間にか続編出てました!
これはやばい!
ということで早速購入
体裁は小説だけど値段は技術書価格なので2冊はちょっとお財布への
ダメージが大きいです
今度はチューリングマシン
チューリングマシンって
「チューリング完全」という言葉とか不完全性定理の証明との関連とかで
出てきたくらいであんまりよく知らなかったけど
今回も主人公がいろいろ懇切丁寧に学んでくれます
『白と黒のとびら』でいかにも、という書かれ方をしてたわりには
その後出てこなくてなんだろうと思って気になってたあの話のいきさつが
あとがきに書いてありました
なんと続編書くつもりで入れてたとか
続編出す(出せる)つもりだったんだなあ
このジャンル(ってあるのかそんなジャンル)で
すごい自信だ
退路を断った、という言い方をしてたけども