kb84tkhrのブログ

何を書こうか考え中です あ、あと組織とは関係ないってやつです 個人的なやつ

『コミック版世界の伝記 新渡戸稲造』

 例によってムスメ用に借りた本だけど新渡戸稲造に対する認識がだいぶ改まりました

新渡戸稲造 (世界の伝記 コミック版 44)

新渡戸稲造 (世界の伝記 コミック版 44)

 

国際連盟の事務次長やっててスウェーデンフィンランドの領土問題を
解決したとか著名な学者を招いてユネスコのモトを作ったとか知らなかったなあ
主人公補正がかかっているにしろなかなかすごい

『武士道』はいろいろなところで中身について触れられてるので
なんとなくもう読んでも新しく得るものはないような気がしてたけど
駐米イギリス大使のジェームズ・ブライス
「あなたの『武士道』は英文学の宝石です」と言ったとか
中身だけじゃなくて英文学として評価されてるというのが気になる
ちょっと読んでみたくなった

新渡戸稲造じゃないけど印象に残った言葉

人は徳に向きあって生きるものだ
時代の変化などなんでもない
(新渡戸傳:稲造の祖父)

なんか古い考え方のように見えるけど
結局そうなのかな、などと思ったりもする

金を残す人生は下
事業を残すのは中
人を残すのが上だと私は考えている
後藤新平

こういうのいいね
書かれた言葉ではなく定まった文言はないみたい

なやむ人よ
もっとも手近な義務をはたせ
そのときはつぎの義務が明らかになる
トーマス・カーライル

これは"Sartor Resartus"という作品中の言葉
邦訳は「衣装哲学」「衣服哲学」といった名前で出てるみたい
少々重そう

たくさんやることがあるように見えても今やらなきゃいけないことはひとつ
っていう風にも読んでる
たぶん自分に寄せすぎ

神の戒めが倫理のもとだよ
宗教教育なしでは教えるほうが困るだろう
いったい日本人は善悪の区別をどうつけているのかね?
(ド・ラブレー:ベルギーの法学者)

自分の子供の頃はまだ「お天道さまが見てるよ」的なことを聞くことがあって
あれは素朴な宗教教育だったと思ってるんだけど
今はそういうこと言う人いない気がするけどどうだろう
自分はムスメにどう言ってるだろうか
法律よりも上になにかある、と無意識にでも思って行動しているか