『ストーリーで楽しむ日本の古典 落窪物語』
落窪物語 いじめられた姫君とかがやく貴公子の恋 (ストーリーで楽しむ日本の古典 2)
- 作者: 越水利江子,沙月ゆう
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2012/12/13
- メディア: 単行本
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落窪
サワリだけは知ってたけど自分も入門で
これは母が娘に語るとかタイムマシンで平安時代に乗り込むとか
そういうしくみはなくて普通に落窪物語
意地悪な継母や姉妹からいじめられているやさしくて美しい主人公が
高貴な男性と結ばれます
ってどこまでシンデレラなん
シンデレラとは違って自身が高貴な生まれだったり
貴公子が3人も現れたりもしますけど
これはお話が伝わってきたものなのか
それとも人類に普遍ななにかなんですかね
おもしろいですね
お話自体も読みやすくて楽しく読めました
さておちくぼ(とか侍女のあこぎとか)は恋人と結ばれて
ハッピーエンドなわけですが
兵部の少輔と四つ葉姫のお話
切ないでは済まない気持ちがちょっと
やりきれないとか救われないに近い
シンプルなハッピーエンドばかりじゃないあたり
現代的な作りを感じなくもないんですが
原作ではどう書かれてるんでしょうか
作者が付け足したようなものでもないだろうし
荒っぽい筋で書かれていたものをなんとか仕立て直した、みたいな感じなんですかね
それとももともとこういう話なのか