kb84tkhrのブログ

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アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』

本屋でふと手に取ったこの本 

自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング

自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング

 

 『話を聞かない男、地図が読めない女』の人たちですね
詳しくは覚えてませんが納得しながら面白く読んだ記憶があります

最近この手の本はちょっと避け気味だったんですがなんとなく惹かれる
ものがあってKindleで買ってみました

内容はざっくりいうと信じたことは実現する系
『思考は現実化する』ですね
実はちょっとこういうのは苦手
「信じて進んだら成功しました!」というのを見ても生存者バイアスでしょ
みたいな見方をしてしまう方

ゴールを決めちゃうのにどうも抵抗があるんですよね 
肌が合わないと言うか
実現できなかったらどうしようって考えてしまう感じ
ちょっとずつやってたらいつのまにかこんなに進んでました、て方が
好みではあります

じゃあ何で買ってんの、というと
第一には題名にツボをつかれました
ベストセラーを何冊も出してる人はさすがにうまい、と思いかけましたが
原題は「The Answer」となっているので作者じゃなくて
サンマーク出版にしてやられた感

とは言え題名だけで買ったわけではなくて
信じれば実現する、のしくみや
どうすれば信じられるようになるか、という方法を説明して
くれそうだなってところ

そういう「しくみ」をうまく使って、ゴールを決めちゃうのが
苦手な人もいつのまにかゴールを決めちゃってる、みたいな
手法を紹介してくれるんじゃないかな―という期待

本書では、あなたが人生で心から望むことは何なのかをはっきりさせて、それを手に入れるための方法をお伝えする。

うんぜひぜひ 

自分は、信じれば実現するなんてありえない、と思ってるわけではなくて
脳がそういう性質を持ってるってのはありそうな話だなという感覚です
人混みでも自分の名前だけは聞こえるとか
自分の乗ってる車種の車はたくさん走ってるようにみえるとか
意識するとしないで見えるものがまったく違ってくるというのは
経験的にもわかります

そういうことをしてくれるのが「網様体賦活系」通称RASと呼ばれるものだそうです

この本には、「意志の力」のことなどは、いっさい書いていない。あくまでも、脳幹を通る細い神経線維──RASのことだけを書いた。

信じてやり抜け、とか言われると逃げたくなるのでぜひそうしてほしい

で、「プログラミング」というのは、自分のしたいことが実現した姿を
このRASに教え込むことということ

すると、騒音の中から自分を呼ぶ声だけを拾ってくれるように、
そのゴールの実現方法をRASが見つけてくれると言います
ここでのポイントは、方法を自分で考えようとしないこと
自分で考えようとすると、難しくてあきらめてしまうので

この本で言ってることは結局のところこれに尽きると思われます

RASへの教え込み方ですが、したいことを具体的に書き出してリストを作り、
特に実現したいものから期限を付け、常に見直して、実現した状態を
視覚化する、というもの

手書きがいいそうです
タイプして書くと指の動きは8種類だけど、手書きすると1万種類以上の
動きがあるから、よりRASに深く刻みつけられる、という理屈です
タイプで8種類・手書きで1万種類はちょっと数え方の基準が違うんじゃと
いう気がしなくもないですが

さっそくしたいことリストをと思って書き出してみたんですが何か違う
何が違うかと考えてみると「したいことリスト」じゃなくて
「(○○できるように)なりたいことリスト」になってました
なにかものごとを実現することより、実現する能力をつけたい、に寄りがち
ゴールを決めちゃうのが苦手なのと根っこは同じかもしれません
「なりたい」じゃダメとは書いてないですが、視覚化しやすいのは
きっと具体的なものごとの方でしょうね
まあいくつかは具体的なものも含まれてるのでいいことにします

ちょっと気になったのは、途中から「信じてやり抜く」とか
「決してあきらめない」みたいな書き方が出てきたこ

ミッチェルは「絶対に成功してやる」と決心した。これからの人生でどれほどの変化に見舞われ、どんな結果になろうとも、自分の意志で打ち勝ち、乗りこえてやると決意したのである。

それって「意志の力」じゃないのかな
そこは、RASをうまくプログラミングすれば、無意識のうちに
やり抜くようになってますよ的な説明で徹底してほしかった
途中で読むのがちょっとつらくなりかけてました
ただ、最後の方でRASにおまかせ路線に戻ったのでちょっと安心

買っちゃった理由その2は、「信じる」のはちょっと苦手だけど
「小さな習慣」方式と組み合わせて「小さく信じる」から始めたら
うまくいくかも?と思ったから

大きい目標は小さく分割して、みたいなことは書いてあるんですが、
もう1段上のレイヤーで小さく信じて少しずつ慣れていくみたいな
ことはできそうな気がするんで

ざざっと読んでみて、読む前の期待の充足度は6割くらい
もう一度くらいは読んでみてどう取り入れるか考えてみます
リストを手書きしてRASに刻み込む、という部分だけ取り出しても
それなりに使えるのかな―という気分

ところでこういう本って、読んだ感想は見つかるんですが
何ヶ月かやってみたらこうなりました、ってのがなかなか
見つからないんですよね
実際やってる人ってあんまりいないんですかね
それともやってみたけど書きたいほどの結果が出ないのか
やったけどダメだったよ!みたいなのでも読んでみたい気はするんですが
そうなったとき自分が書くかというと微妙ではあります
(ネタがなければ書くかも)