kb84tkhrのブログ

何を書こうか考え中です あ、あと組織とは関係ないってやつです 個人的なやつ

『新訂 教育心理学概論』を読んでいる

会社の人がお勧めしてた本を読んでみている

教育心理学概論 (放送大学教材)

教育心理学概論 (放送大学教材)

 

あんまりこの手の本は読んだことがなかったんだけどちょっとピンときた
放送大学の教科書
というのも初めて読んだ

学校の先生も、こういうことを勉強して先生になってるんだよなきっと
がんばってほしい
俺も頑張る(何

ひとはもともと学ぶ仕組みを持っているんだけれども、それを意識して使いこなすのは難しい

自分が何を知っているかについて考えたり、自分がどのようにして自分の知識を作り出したり、確認したりしているかについて見直したりする過程を一般にメタ認知と呼ぶ。メタ認知を活性化するとそれは「学び方の学び」につながる可能性が高いので、学習においても大事な過程だと思われている。ところが、これまで見てきたように、この過程は誰でも引き起こせるにもかかわらず、うまく引き起こすのが難しい過程でもある。

だからどうするのかというと見たところこの本では
コミュニケーションを通した学びに充填を置いているような感じ
アクティブラーニングとかいうやつだろうか  

2、3人で相談しながら問題を解くと、解いている途中で自分たちの考えていることをそれぞれ話したくなるものである。その時々の途中経過が報告できる。こうやっていろいろ話し合った会話などを記録にとっておくと、そこには「問題を解く途中で考えたさまざまな視点」や「途中でどれくらい回り道をしたか」など、経緯が見えてくる。その経緯そのものを吟味して、問題の解き方のエッセンスを抜き出すということもできる。

いろんな調査結果が紹介されていておもしろい

 保育園の先生が紹介している例に、「子どもがみんなで氷を作りたいと思っていろいろ試してみて、そこで起きたことを話し合っているうちに、どういう時に氷ができるのかかなりしっかりした理解ができるようになった」という話がある。

 ある日保育園のプールの水が凍って、子どもたちはその氷で遊んでとても楽しかったらしく、なんとかいつも氷で遊べるようにしたい、それじゃあみんなで調べよう、ということになった。

 そのうちに今日は同じ場所に置いてみよう、とか同じ容器を毎日少しずつ違う場所に置いてみる、とかさまざまな試みが出てくる。その結果子どもたちは、自分たちなりに納得できる理由を見つけようとして、(略)など、どうしたら氷ができるか、その条件をかなりはっきり特定して、自分なりに納得のいくことばで表現できるようになったと報告されている。

こういうのいいなあ

  • 子どもたちがみんな「答えを出したい問い」を持っていた
  • 問いへの答えを、ひとりひとりが、少しずつ違う形で最初から持てる

まず問いを持つこと
ここどうしたらいいんだろう

  • 日頃の活動の中で子どもたちと培ってきた「みんなで意見を交換し合って一緒に考える」雰囲気が出来上がっていた

これは先生が素晴らしい

  • ひとりひとりのアイディアを交換し合う場がある
  • 参加者は、いろいろなメンバーから出てくる多様なアイディアをまとめ上げると答えに近づくという期待を持っている
  • アイディアを統合すると、ひとりひとり、自分が最初に考えていたのより確かだと感じられる答えに到達できる
  • 到達した答えを発表し合って検討すると、自分なりに納得できる答えが得られる

自分なりに納得して、さっきよりもよくわかった気になってるってことが大切
正しい答えを教えたらハイわかりました、とはいかないんだろうな(実感
待つことも必要か

  • 納得してみると、次に何がわからないか、何を知りたいか、が見えてくる

わかりかけると次の問が自動的に現れるというしくみ
このループを回したい

 ひとりの園児が、「発泡スチロールの箱は、なかなか氷ができないのに、なんで氷が早く溶けないの?という疑問を持ったそうである。

すばらしい

教育とか心理とかの本、もっと早いうちに読んでおいたら
よかったかなあ、と思うけれども
若いころに読んでてもピンとこなかっただろうなあ、とも思う