kb84tkhrのブログ

何を書こうか考え中です あ、あと組織とは関係ないってやつです 個人的なやつ

『知の技法』

ここらへんで積ん読リストでも記事にして
だから雑でいいから一度読む、とか書こうと思ってたんですけどね
人生どこにトラップが待っているかわからないもので(大げさ
子どもを連れてこどもの国へ行ったらフリーマーケットやってて
200円で売ってたというね

知の技法: 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト

知の技法: 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト

 

雑に読むぞ(決意

ずいぶん昔の本
1994年か
ってまだ在学してるじゃないか
と言われてみると生協書籍部で見たような気も・・・ってそれは多分記憶を作ってるな
20年以上気になってたんだな

すなわち、この本は、いまから数年後には、新しいメンバーによる新しい『知の技法』新ヴァージョンに場処を譲る予定になっているということです。

それは良いことだと思うけど
新しいの出てるのかな?
1998年に『新・知の技法』てのがでてる
そこで終わりかな
その後どうなったんだろう
カリキュラムも

でも「アクチュアル」な第Ⅱ部以外は寿命長そうだし読む価値はありそう
不変の真理とまではいかないかもしれないけど


まだはじめにと目次と結びしか読んでないんですが
すでに元を取った気分
元を取ると言っても本って読んだだけで娯楽としては元が取れてて
その先はプライスレスだと思うんですけどね
横道横道

これは確かに大学でこれから学ぼうという人にはぜひ読んでもらいたい本(きっと
高校までの学びと大学からの学びとの違いを教えてくれる本なんじゃないかな(たぶん
理系文系関係なさそう
結びだけ読むだけでも大きな気づきがあると思う(なにしろそこしか読んでない

20歳の自分に読ませたい本、みたいなのあるけどこれは候補に入る
1冊だけって言われると悩むけど
数学ガール』で何かを感じて、この本でつまりこういうことなんだよと整理する、みたいな流れで

「結び」から抜粋していくよ

知は技術でありそれには方法がある

一番大きく言えばこうなんだろうけど
これだけで伝わればこういう本はいらないだろうな
読んでも多分まだ足りなくていつか自分で気がつかないといけない

そこから首がもげるほどうなずく展開

誰かの発表があります。終わると主催者は「何か意見がありますか?」と訊ねます。誰も意見を言いません。

誤りは聞く方も聞かれた方も、「意見」というものが自然と湧き出てくるものだと考えるところにあります。

意見は作るものです。

では意見を作るのにはどうしたらよいのでしょうか。第一に心がけることはよく聞いて、「同意しない」ことです。

議論とはそのように、不同意の意見を持つもの同士が互いに争点を突き止めてそこを開いていくことで成立します。

このテキストの第Ⅱ部、「認識の技術」に収められている文章もそれぞれ何かに対して不同意であることが、ある場合は出発点として、ある場合は論点として書かれています。

このテキストの第Ⅲ部の「表現の技術」も不同意の技術と作法といってよいのです。

「不同意の技術」にボールド下線ハイライトをつけたい
「知の技法とは不合意の技術である」でなにかすごくまとまった気がする

て言っても今だからそう思えるんだろうな
20歳の時に読んで、今と同じ気づきを得ることはなさそう
でも読ませたい