TiddlyWiki/Dev - Conclusion
Conclusionまで来ました
とりあえず記事を読むのはここまでということで
- TiddlyWikiの中心部は裸のTiddlerストアとモジュールシステムを提供するマイクロカーネルのみ
- マイクロカーネルはJavaScriptで書かれており、ブラウザでもnode.jsでも動く
- コアプラグインは、マイクロカーネルにイベントシステムや、WikiTextを動的HTMLに変換するウィジェットシステムを追加する
- そういう作りだからカスタマイズ性が高い
- 機能を追加するだけでなく既存のモジュールを上書きすることもできる
- 多くの機能は直接モジュールを参照するのではなく、モジュールのタイプで参照するので、新しいセーバやウィジェット、WikiTextのルールなどを注入することができる
- TiddlyWikiのUIはWikiTextで書かれているので、Wikiのエントリを書いているのと同じようにUIもカスタマイズできる
マイナス面も
- コアプラグインにより、複雑性が増す
- マイクロカーネルは最小限の機能しか提供せず、プラグインが多くのコンポーネントを追加する
- そのため、コアアーキテクチャを分解してコンポーネントの関係を理解するのはなかなか難しい
- このドキュメントはもっとも重要な部分をカバーしているだけ
- 開発者は、マイクロカーネルの上にまったく新しいアプリを構築することも、コアプラグインの上にアプリを構築することもできる
まとめ
- TiddlyWikiは興味深いソフトウェアだ
- Tiddlerへのフォーカス、コアで提供される機能、そしてコア上に構築された本格的なWikiアプリケーションのおかげでTiddlyWikiは高度にカスタマイズ可能で完全な個人用情報管理システムとなった
- ライトユーザはタグやメタデータを用いて情報を整理し、WikiTextを用いてUIをある程度カスタマイズしたり、自分用のワークフローを作ったりできる
- JavaScript開発者は全く新しい機能やシングルページアプリケーションをマイクロカーネル上に構築したりコアプラグインをカスタマイズして作ったりすることができる